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【キヤノンMJ(8060)・コーエーテクモ(3635)・スタンレー電気(6923)決算比較】下期の営業益ハードルは−1%・−30%・+57%──10/26決算の注目点と株価3シナリオ【2026年10月】

【キヤノンMJ(8060)・コーエーテクモ(3635)・スタンレー電気(6923)決算比較】下期の営業益ハードルは−1%・−30%・+57%──10/26決算の注目点と株価3シナリオ【2026年10月】

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この記事のポイント

  • 結論:決算のハードルが最も低いのはコーエーテクモ、最も高いのはスタンレー電気。会社計画どおりなら下期の営業利益は前年下期比でキヤノンMJ−1%、コーエーテクモ−30%、スタンレー電気+57%で、計画の「余裕」がまったく違う。
  • キヤノンMJは1〜9月の経常利益が市場予想の約471億円(通期計画の73.5%、前年同期は66.0%)に届けば通期の上方修正が視野に入る。ただし株価は年初来高値圏で予想PER20.0倍と、3社で最も期待が高い。
  • コーエーテクモは中間期を10/19に上方修正済み(経常利益250億円)。焦点は据え置かれた通期予想(経常利益420億円)と、12/10発売の『進撃の巨人3』など下期の新作。上期の経常利益の半分強は資産運用などの本業以外。
  • スタンレー電気は予想PER13.1倍・PBR約1.0倍・配当利回り3.07%と3社で最も割安だが、通期営業利益550億円の据え置きが前提。下方修正なら筆者試算で約3,120円(10/23終値比−14%)。3社とも10月26日(月)発表。
  • 決算発表10月26日(月)3社とも同じ日。キヤノンMJは15:30予定
  • キヤノンMJ(8060)下期 −1%予想PER 20.0倍・利回り 2.25%
  • コーエーテクモ(3635)下期 −30%予想PER 18.0倍・利回り 2.90%
  • スタンレー電気(6923)下期 +57%予想PER 13.1倍・利回り 3.07%

「下期」は会社計画どおりの場合の下期営業利益の前年下期比(筆者計算)。株価指標は10月23日終値で計算。

13社の事業モデルと稼ぐ仕組み

10月26日(月)、時価総額の近い3社が同じ日に決算を発表します。キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ、時価総額約9,380億円)、コーエーテクモホールディングス(約5,570億円)、スタンレー電気(約4,560億円)です。業種はIT・ゲーム・自動車部品とばらばらですが、比べてみると「会社の計画にどれだけ余裕があるか」と「株価がどこまで期待しているか」の組み合わせが、3社でまったく違うことがわかります。

この記事は決算発表前の情報(10月23日時点の株価と、会社が公表している業績予想)をもとに書いています。発表後の数字は各社の決算短信で確かめてください。

銘柄今回の決算主な稼ぎ方時価総額
キヤノンMJ
(8060)
12月期の第3四半期(1〜9月)キヤノン製品(複合機・カメラ・プリンター)の国内販売と、企業向けITサービス。キヤノンの子会社(親子上場)約9,380億円
コーエーテクモ
(3635)
3月期の中間期(4〜9月)『信長の野望』『無双』『仁王』などのゲームと、約2,000億円規模の資産運用約5,570億円
スタンレー電気
(6923)
3月期の中間期(4〜9月)自動車用ランプが売上の7割強。ホンダ向けが約4割。4月に照明の岩崎電気を子会社化約4,560億円

時価総額は10月下旬時点の概算。スタンレー電気の自動車機器の構成比(2026年3月期74.2%)とホンダ向け比率は、株予報Pro・日本経済新聞の記載による。

キヤノンMJ:ITサービスで「売上横ばい・利益2割増」

キヤノンMJの強みは、売上がほとんど伸びなくても利益が伸びる構造です。2026年上期(1〜6月)は売上高3,397.9億円(前年同期比+1.8%)に対し、営業利益は324.9億円(+18.9%)と上期の過去最高を更新しました。けん引役は利益率の高い企業向けITサービスで、エンタープライズ部門はセグメント利益115億円(+18.7%)、中小企業向けのエリア部門も129億円(+14.3%)、カメラなどのコンスーマ部門も66億円(+33.6%)と全部門が増益でした。7月には通期の営業利益予想を600億円から630億円に、年間配当を90円から95円に引き上げています。

コーエーテクモ:本業の営業利益率42%と、もう1つの柱「資産運用」

コーエーテクモは、長寿シリーズを繰り返し売る力で営業利益率42.0%(2026年3月期)という、ゲーム会社でも屈指の利益率を持っています。もう1つの特徴が資産運用で、6月末の有価証券と投資有価証券は合わせて約1,972億円と総資産の約6割、時価総額の約35%に当たります。前期は経常利益570億円が営業利益371.7億円の1.53倍で、本業以外の利益が経常利益の3分の1以上を占めました。

スタンレー電気:岩崎電気の買収で売上2割増、ただし利益はこれから

スタンレー電気は自動車のヘッドランプなどを手がける光の専業メーカーです。4月に投資ファンドなどから岩崎電気の全株式を約703億円で取得し、今期の売上高予想は6,220億円(+20.0%)に膨らみました。一方、のれん(買収額と相手の純資産の差)は583億円に増え、その償却費が利益を押し下げます。第1四半期(4〜6月)は売上高1,459億円(+21.7%)に対し、営業利益は88億円(+1.8%)、純利益は41億円(−19.7%)と、増収でも利益はほぼ横ばいでした。

銘柄項目前期実績今期会社予想増減
キヤノンMJ
(12月期)
売上高6,798億円6,850億円+0.8%
営業利益581.9億円630億円+8.3%
経常利益598.1億円640億円+7.0%
純利益414.6億円440億円+6.1%
コーエーテクモ
(3月期)
売上高883.9億円900億円+1.8%
営業利益371.7億円320億円−13.9%
経常利益570億円420億円−26.3%
純利益428.3億円310億円−27.6%
スタンレー電気
(3月期)
売上高5,184.6億円6,220億円+20.0%
営業利益426.7億円550億円+28.9%
経常利益509億円580億円+14.0%
純利益328億円340億円+3.7%

出典:各社の決算短信・決算説明資料、およびそれを伝えた報道(日本経済新聞、時事通信、gamebiz、株探 ほか)。キヤノンMJは2025年12月期実績と2026年12月期予想(7月24日修正後)、コーエーテクモ・スタンレー電気は2026年3月期実績と2027年3月期予想。増減率は筆者計算。

2決算の注目ポイント ── 「下期に必要な伸び」で比べる

決算で株価が動くのは、数字そのものより「会社の計画を達成できそうか、上回りそうか」が変わったときです。そこで、会社の通期計画から上期(キヤノンMJは上期実績、2社は上期計画)を引き、残りの下期に必要な営業利益を前年の下期と比べました。

下期に必要な営業利益の伸び(会社計画どおりの場合・前年下期比)← 減益でも計画に届く大幅増益が必要 →キヤノンMJ下期 305億円/前年下期 309億円−1.1%コーエーテクモ下期 205億円/前年下期 293億円−30.0%スタンレー電気下期 380億円/前年下期 242億円+57.0%−30%0%+30%+60%コーエーテクモは減益計画でも届きやすく、スタンレー電気は下期の大幅増益が前提になっている
下期に必要な営業利益の伸び会社計画どおりの場合・前年下期比キヤノンMJ−1.1%下期 305億円/前年下期 309億円コーエーテクモ−30.0%下期 205億円/前年下期 293億円スタンレー電気+57.0%下期 380億円/前年下期 242億円−30%0%+30%+60%コーエーテクモは減益計画でも届きやすく、スタンレー電気は下期の大幅増益が前提
図1:会社計画の通期営業利益から上期分を引いた「下期に必要な営業利益」と、前年下期の実績の比較(筆者計算)。上期分はキヤノンMJが1〜6月の実績、コーエーテクモが10/19修正後の中間期予想、スタンレー電気が期初の中間期予想。前年上期のキヤノンMJは今年の上期実績と伸び率から逆算した

図1のとおり、同じ「会社計画」でも中身はまったく違います。コーエーテクモは下期が前年より3割減益でも計画に届き、キヤノンMJはほぼ前年並みで届きます。一方、スタンレー電気は下期に前年の1.57倍の営業利益を稼ぐ前提です。決算で「計画の据え置き」が発表されたとき、前の2社なら「まだ上振れ余地がある」、スタンレー電気なら「本当に達成できるのか」と受け止められやすいということです。

3社の割安度と稼ぐ力の比較

指標キヤノンMJコーエーテクモスタンレー電気
株価(10/23終値)4,223円1,658円3,620円
予想PER20.0倍18.0倍13.1倍
PBR約2.3倍約2.1倍約1.0倍
予想配当利回り2.25%(95円)2.90%(48円)3.07%(111円)
今期の営業増益率+8.3%−13.9%+28.9%
営業利益率(予想)9.2%35.6%8.8%
経常利益÷営業利益(前期)1.03倍1.53倍1.19倍
上期の進捗(営業利益)51.6%(実績)35.9%(修正後の計画)30.9%(計画)

予想PER=株価÷会社予想の1株利益(キヤノンMJは決算短信の211.43円、コーエーテクモは予想純利益310億円÷株式数の概算で約92円、スタンレー電気は約277円)。PBRは10月下旬の各種株価サイトの掲載値。配当は会社予想の年間配当。進捗=上期の営業利益÷通期予想。いずれも筆者計算を含む。

割安さだけならスタンレー電気が3社で最も目立ちます。PBRは約1.0倍で、会社の純資産とほぼ同じ値段でしか評価されていません。ただし、それは図1の「下期+57%」を市場が半信半疑で見ていることの裏返しでもあります。反対にキヤノンMJは、売上がほぼ横ばいでもPER20.0倍まで買われており、安定した増益と増配への信頼が株価に乗っています。

決算で確かめる数字

銘柄まず見る数字筆者の目安理由
キヤノンMJ1〜9月の経常利益と、通期予想の修正約471億円(市場予想)以上市場予想どおりなら通期計画640億円に対する進捗は73.5%で、前年同期の66.0%を上回る。7〜9月単独では前年の約115億円から約139億円(+21%)が必要
コーエーテクモ通期予想を据え置くか、上方修正するか通期の経常利益420億円の修正中間期は10/19に修正済みで驚きは小さい。上期で経常利益250億円を稼ぎ、下期は170億円で計画に届く
スタンレー電気7〜9月の営業利益と、通期550億円の据え置き7〜9月で82億円以上上期計画170億円から第1四半期の88億円を引いた残り。経常利益は第1四半期で上期計画の53.1%に達しており、上期そのものは計画を超えやすい

キヤノンMJの市場予想は株予報Pro掲載のコンセンサス(1〜9月の経常利益470.65億円、通期660.28億円)。7〜9月単独の数値は前年1〜9月の経常利益395億円と上期実績からの筆者計算。

追い風

キヤノンMJは、企業のIT投資が続いていることが最大の追い風です。2025年に買収したITサービス会社の上乗せもあり、ITソリューションの子会社は上期に売上高799億円・営業利益80億円を稼ぎました。コーエーテクモは、12月10日発売予定の『進撃の巨人3』、2027年2月25日発売予定の『ゼルダ無双 厄災の黙示録 DX』(Nintendo Switch 2)など、下期に新作が続きます。過去作(バックカタログ)の販売も計画を上回っています。スタンレー電気は、岩崎電気が持つ屋外・公共照明や産業用の紫外線(UV)光源が加わり、自動車以外の柱が太くなりました。

リスク要因

  • キヤノンMJ:期待の高さ。7月の上方修正のときも、純利益予想440億円が市場予想(QUICKコンセンサス453億円)に届かず、株価は一時4%超下げました。年初来高値圏の今回も、上方修正の幅が小さければ「材料出尽くし」になりえます。
  • コーエーテクモ:利益の振れ。上期の経常利益250億円のうち、営業利益115億円を除く約135億円は資産運用など本業以外の利益です。株式市場が崩れれば評価損に転じる可能性があり、会社が通期予想を慎重に据え置くのもこのためと考えられます。
  • スタンレー電気:ホンダと中国。売上の約4割をホンダに頼り、ホンダの中国での減産が系列の部品会社の減収要因になっています。前期の第3四半期までの累計では、自動車機器の中国向け売上が前年同期比で約14%減りました。のれん償却費の増加(第1四半期で約14億円増)も重しです。

なぜ今この3社を並べるのか

時価総額4,500億〜9,400億円は、超大型株ほど注目されない一方で、決算1回で株価が大きく動くことも珍しくない規模です。しかも同じ日の発表なので、地合いの影響をそろえて比べられます。3社を並べると、「好業績なのに株価が上がらない」「減益予想なのに上がる」といった動きの理由が、業績の良し悪しではなく、計画と期待の差から説明できることが見えてきます。この視点は、決算シーズンにほかの銘柄を見るときにもそのまま使えます。

3今後の株価インパクト ── 3社の3シナリオ

決算後の株価を「上振れ・想定内・下振れ」の3つで試算しました。株価=1株利益×PER(株価収益率)として、決算の内容によって1株利益の見通しと、市場がつける倍率がどう変わるかを置いています。標準シナリオは3社とも「想定内」です。

強気・標準・弱気の3シナリオ

銘柄シナリオ前提試算株価
キヤノンMJ
(4,223円)
上振れ1〜9月の経常利益が市場予想を上回り、通期の純利益予想を455億円(1株利益約219円)に修正。PER20.5倍約4,480円(+6%)
想定内(標準)市場予想並みで通期は据え置き。1株利益211円、PERは19.5倍に少し下がる約4,120円(−2%)
下振れ7〜9月が減益。PERは10月上旬の水準(17.5倍前後)に戻る約3,700円(−12%)
コーエーテクモ
(1,658円)
上振れ通期の純利益予想を400億円(1株利益約119円)に上方修正。運用益が中心の上振れなのでPERは15.5倍と低めに置く約1,840円(+11%)
想定内(標準)通期は据え置き、下期の新作スケジュールも維持。1株利益92円、PER18倍約1,660円(±0%)
下振れ新作の延期や運用資産の評価損で純利益290億円(1株利益約86円)の見通しに。PER16.5倍約1,420円(−14%)
スタンレー電気
(3,620円)
上振れ上期が計画を上回り、通期550億円を据え置き。下期の回復の道筋(新車種・岩崎電気の上乗せ)が示され、PER14倍約3,870円(+7%)
想定内(標準)上期は計画並みで通期は据え置き。1株利益277円、PER13倍約3,600円(−1%)
下振れ通期の営業利益を480億円・純利益を295億円(1株利益約240円)に下方修正。PER13倍(PBRは約0.83倍)約3,120円(−14%)

試算株価=1株利益×PER(10円単位に四捨五入)。かっこ内は10月23日終値との比較。1株利益は会社予想の純利益と株式数から筆者が計算したもので、上振れ・下振れの前提はいずれも筆者の仮定です。

3社を比べると、上振れの余地が最も大きいのはコーエーテクモです。下期の計画が控えめなうえ、中間期の上方修正で通期の修正への期待はすでに一部織り込まれていますが、新作の販売が好調なら追加の修正が出やすい位置にあります。下振れの痛みが最も大きいのはスタンレー電気で、通期計画の修正があると割安さだけでは株価を支えにくくなります。ただ、PBR1倍前後の水準では下値を拾う投資家も入りやすく、配当利回り3%台が下支えになります。キヤノンMJは業績のぶれが最も小さい一方、株価の上値余地も最も小さい銘柄です。

筆者の見立て:決算をきっかけに「期待との差」が最もプラスに出やすいのはコーエーテクモ、業績の安定度ではキヤノンMJ、割安さと配当ならスタンレー電気。ただしスタンレー電気は、通期計画の据え置きを確認してからでも遅くありません。

注意すべきイベント

日付イベント関係する銘柄
10月26日(月)3社の決算発表(キヤノンMJは15:30予定)3社
10月27日(火)決算を受けた最初の取引日。寄り付きの気配と、その日の終値までの戻り方を確認3社
10月下旬〜11月上旬ホンダの決算。中国・北米の生産見通しはスタンレー電気の下期計画に直結スタンレー電気
12月10日(木)『進撃の巨人3』発売予定コーエーテクモ
2027年1月下旬〜2月上旬キヤノンMJの本決算と2027年12月期の予想、2社の第3四半期決算3社
2027年2月25日(木)『ゼルダ無双 厄災の黙示録 DX』(Nintendo Switch 2)発売予定コーエーテクモ

ホンダの決算日と2027年の決算日は例年の時期から筆者が見込んだもの。正確な日程は各社のIRカレンダーで確認してください。

ここでの試算は、決算発表前の情報と筆者の仮定にもとづくもので、前提が変われば結果も大きく変わります。投資の判断は、決算短信などの一次情報を確かめたうえで、ご自身で行ってください。

43社に投資するなら ── 証券会社と関連記事

3社とも東証プライム市場の銘柄で、日本のネット証券なら手数料をかけずに売買できます。100株単位ではキヤノンMJが約42万円、スタンレー電気が約36万円、コーエーテクモが約17万円必要です。決算直後は値動きが荒くなりやすいので、単元未満株で少しずつ買う方法も選べる証券会社が便利です。

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各社の記事はキヤノンMJ(8060)/コーエーテクモHD(3635)/スタンレー電気(6923)の銘柄ページにまとめていきます。スタンレー電気の最大の取引先についてはホンダは「良い会社・悪いタイミング」か、配当利回りだけで銘柄を選ぶ危うさは高配当株ランキングTOP30の罠、今週の相場全体の見通しは日経平均6万円割れはある?をどうぞ。業績は良いのに株価が振るわない理由は、シリーズ「良い会社・悪いタイミング」で継続して取り上げています。

まとめ ── 見るべきは「業績の良し悪し」より「計画との差」

  • ▸10月26日(月)、キヤノンMJ・コーエーテクモ・スタンレー電気が同じ日に決算を発表する。時価総額は約9,380億円・約5,570億円・約4,560億円。
  • ▸会社計画どおりなら、下期の営業利益は前年下期比でキヤノンMJ−1%、コーエーテクモ−30%、スタンレー電気+57%。計画の余裕は3社でまったく違う。
  • ▸キヤノンMJは1〜9月の経常利益約471億円(市場予想)が上方修正の分かれ目。業績は最も安定しているが、PER20.0倍と期待も高い。
  • ▸コーエーテクモは中間期を修正済みで、焦点は通期予想と下期の新作。上期の経常利益の半分強は資産運用などで、振れの大きさに注意。
  • ▸スタンレー電気はPER13.1倍・PBR約1.0倍・利回り3.07%と最も割安。ただし通期計画の据え置きが前提で、下方修正なら約3,120円(−14%)の試算。
  • ▸結論:上振れ余地はコーエーテクモ、安定度はキヤノンMJ、割安さと配当はスタンレー電気。決算では数字そのものより、通期計画を動かすかどうかに注目したい。

出典と注意

キヤノンマーケティングジャパン 2026年12月期第2四半期(中間期)決算短信(7/24)・2025年12月期決算短信・IRカレンダー、コーエーテクモホールディングス 2026年3月期決算短信・2027年3月期第1四半期決算短信と決算説明会資料(7/27)・業績予想の修正に関するお知らせ(10/19)・IRカレンダー、スタンレー電気 2026年3月期決算短信・2027年3月期第1四半期決算短信(7/30)・岩崎電気株式会社の全株式取得に関するお知らせ(1/29)、およびそれらを伝えた報道(日本経済新聞、時事通信、クラウド Watch、gamebiz、GameBusiness.jp、ファミ通、レスポンス、ITmedia ビジネスオンライン ほか)。株価は10月23日終値(松井証券・株探・みんかぶの掲載値)。市場予想(コンセンサス)は株予報Pro、PBRは各種株価サイトの掲載値で、情報源によって数値が異なります。前年上期・下期の逆算、下期に必要な営業利益の伸び、進捗率、予想PER、配当利回り、3シナリオの試算株価は筆者の計算です。記載内容は2026年10月26日の決算発表前の情報に基づきます。本記事は情報提供を目的としたもので、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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この記事を書いた人

睦月六弦

ITエンジニア × 長期投資家

投資歴は約10年。FXや信用取引など短期売買での失敗を経て、現在は個別株とインデックス投資を中心に、長期保有を基本とした運用を続けています。本業のITエンジニアの仕事柄、数字やデータから「なぜそうなるのか」を考えるのが好きです。

「上がる・下がる」だけでなく、なぜ動いたのか、そのニュースが企業や投資にどうつながるのかを、決算・金利・為替などの数字や一次情報をもとに読み解いています。

本記事は情報提供を目的としたもので、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。