
エヌビディアFY2026 Q4決算:売上高681億ドルで市場予想を大幅上回る
「AIバブル論」は時期尚早か
米半導体大手エヌビディア(NASDAQ: NVDA)は2026年2月25日(現地時間)、2026会計年度第4四半期(2026年1月期)の決算を発表した。売上高は前年同期比73%増の681億ドルと、アナリスト予想の662億ドルを約19億ドル上回る好決算。AI需要の持続性を疑問視する「AIバブル論」をひとまず封じ込める結果となった。本記事では、決算の主要数値を整理したうえで、投資家として押さえておくべきポイントを解説する。
📊 決算数値の詳細:セグメント別に読み解く
今四半期の最大の牽引役は、全売上高の91%以上を占めるデータセンター部門だ。AI関連チップ(GPU)およびネットワーキング製品への需要が引き続き旺盛で、データセンター売上は前年同期比75%増の623億ドルを記録した。
| セグメント | Q4実績 | 市場予想 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| データセンター(合計) | $623億 | $602億 | +75% |
| うちコンピュート | $520億(推定) | $511億 | +58% |
| うちネットワーキング | $110億 | — | +263% |
| ゲーミング | $37億 | $40億 | +9% |
| プロフェッショナルビジュアライゼーション | $13.2億 | $7.6億 | +159% |
| 自動車・ロボティクス | $6.0億 | $6.5億 | +6% |
特筆すべきはネットワーキング部門の前年比263%増という急成長だ。AIデータセンター内のGPU間高速通信(NVLink・InfiniBandなど)への需要が急拡大していることを示しており、単にGPUチップだけでなくAIインフラ全体での独占的なポジションを築きつつある。
🔭 Q1ガイダンス:780億ドルは何を意味するか
今回の決算で市場が最も注目していたのは、翌四半期(FY2027 Q1)のガイダンスだった。エヌビディアが提示した780億ドル(±2%)という数値は、ウォール街の予想(約728億ドル)を大きく上回るものだった。
— Jensen Huang(CEO・創業者)、2026年2月25日 決算発表コメント
また、主要ハイパースケーラー4社(アルファベット・アマゾン・メタ・マイクロソフト)が2026年だけでAIインフラに合計6,500億ドル(約100兆円)の設備投資を計画していることも、エヌビディアの安定した需要環境を裏付ける。
💡 投資家として押さえるべき3つのポイント
- Blackwellアーキテクチャの本格貢献:次世代AIチップ「Blackwell」が主力製品となりQ4を牽引。CFOのColette Kressは、Blackwell・Rubin製品群から2025〜2026年末までに5,000億ドルの売上視野を言及している。
- 顧客分散が進行中:ハイパースケーラーはデータセンター売上の約50%を占めるが、AIモデル開発企業・一般企業・国家機関(ソブリンAI)からの需要も急増。特定顧客依存リスクが低下している。
- フリーキャッシュフロー:Q4単体で350億ドル、FY2026通期では970億ドルのフリーCFを創出。株主還元(株式買戻し+配当)も通期410億ドルを実施しており、財務的な強靱さは際立っている。
⚠️ 注目すべきリスク要因
⚡ 押さえておきたいダウンサイドリスク
- 中国向け輸出規制:米政府の半導体輸出規制により、H200チップの中国向け出荷が制限されている。Q1ガイダンスには中国からの収益は含まれておらず、地政学的リスクは継続中。
- AI設備投資ピーク論:一部アナリストは「2026年がAI投資のピーク」と指摘。設備投資の伸びが鈍化した場合、成長期待の修正が株価に影響する可能性がある。
- ゲーミング部門の伸び悩み:Q4のゲーミング収益は37億ドルと市場予想(40億ドル)を下回った。AI一辺倒の成長構造の限界とも読める。
- グロスマージンの変動:Blackwellへの移行期にグロスマージンの一時的な圧迫が見られており、次世代アーキテクチャ「Vera Rubin」投入後の安定化が鍵となる。
📅 今後の注目イベント:GTC 2026
エヌビディアは2026年3月中旬、カリフォルニア州サンノゼで年次開発者カンファレンス「GTC 2026」を開催予定だ。次世代AIアーキテクチャ「Vera Rubin」(2026年1月のCES 2026で披露)の詳細スペックや量産スケジュールが発表される見込みで、株価の次なる材料として市場の注目が集まっている。
また、Jensen Huangは決算コールで「CPUからGPU演算、ジェネレーティブAI、そしてエージェンティックAI」という3つの構造的プラットフォームシフトを提唱。アジェンティックAIは新たな投資レイヤーを形成するとし、長期的な需要の天井はまだ遠いとの認識を示した。
✅ まとめ:「決算通過後に買うべきか」の視点
今回の決算はほぼ全ての指標で予想を上回るものであり、AIへの設備投資サイクルが2026年以降も継続することを強く示唆する内容だった。一方で、中国リスクや設備投資ピーク論、ゲーミング部門の軟調など、短期的な不透明感も残る。
株価は決算後の時間外取引でいったん3%上昇したものの、上げ幅を削る展開となっており、市場はすでに好決算を相当程度織り込んでいたことがうかがえる。中長期での本格買い場を探るのであれば、GTC 2026前後の動向と、Q1実績を確認してからでも遅くはないだろう。
<関連する記事>
| エヌビディア 四半期決算 売上高過去最高 去年11月~今年1月期 73%増の681億2700万ドル 2月~4月期の見通しは市場予想を上回る水準 …アメリカの半導体大手・エヌビディアは、去年11月から今年1月期の決算を発表し、売上高・純利益ともに過去最高を更新しました。 エヌビディアが25日に発表した… (出典:TBS NEWS DIG Powered by JNN) |
![]() | 米エヌビディア四半期決算、売上高・純利益ともに過去最高を更新、AIデータセンター部門が牽引 …予想を大きく上回る好決算となった。 米エヌビディアが米国時間25日に発表した2025年11~2026年1月期(第4四半期)決算は、売上高が前年同期… (出典:ビジネス+IT) |
![]() | 日経平均、終値5万8753円 連日の最高値 米株高や円安で続伸 …した。 半導体大手エヌビディアの2025年11月~26年1月期の決算発表を控え、関連銘柄が買われた。取引終了後に発表された決算は売上高が前年同期比7… (出典:朝日新聞) |
<関連する動画>
<ツイッターの反応>
ライブドアニュース
@livedoornews【発表】米エヌビディア、四半期純利益6兆7千億円 news.livedoor.com/article/detail… 米半導体大手エヌビディアが25日に発表した2025年11月~26年1月期決算は、純利益が前年同期比94%増の429億6千万ドル(約6兆7千億円)だった。売上高も73%増で、いずれも四半期として過去最高を更新した。
一括クジラ🐋積立なし節約なし貯金ゼロから資産10億
@TanesenWhale返信先:@mimiru_usstock NVIDIAはこのパターン、わりと多いですよね🤔 好決算でも“期待値が大きすぎる”がゆえに、上がらず、むしろ下落する展開。 昨年後半からは長めの停滞期間が続き、 PERも40前後まで低下。 以前のような“過熱水準”ではなくなってきているので、市場が開けば素直に評価されると感じています🚀🐳
ざくざく@FANGプラス
@FX48884915iFreeNEXTFANG+ 基準価額:76467円 前日比:+1891円 eMAXISSlim全世界株式(オルカン) 基準価額:34704円 前日比:+399円 eMAXISSlim米国株式(S&P500) 基準価額:39725円 前日比:+404円 エヌビディア好決算でプチ稲妻が輝く瞬間キター⚡️✨ 久しぶりにNISA資産が800万円台復活🐦 pic.x.com/pYTN2OvBgp
Byul
@byul_japan$NVDA エヌビディア、史上最大のクリーンな決算超過も株価が反発せずアナリスト困惑
Việt Dương Ⓜ️Ⓜ️T 🍊,💊🌊RIVER
@Vietduong93返信先:@CoinCrazeJPN Nvidiaの好決算、AIブームの継続を物語っていますね!
Byul
@byul_japan$NVDA 🚨 エヌビディア、データセンター部門が前年比75%増の623億ドルで過去最高、好決算と上方修正で時間外取引で1%高
山
@rYubudNAc432094NVIDIAの決算でましたね。恐ろしい業績(売上高+73%、純利益+94%)。うちの会社も見習ってほしい😅
news_etc_info
@newsetcinfo1さて、神決算のエヌビディアがザラ場でどう動くのかにゃ?どーせまたAI懐疑エ◯ソみたいなのが売り叩くのか?みんな仕事無くなるんだから素直に買っとけよ。こんな安いのに….アホばかりや😢 #ポジトーク
ぱち@FIREしたい
@pachipachi_pach日経TOPIX先物は上昇してるけど、米国市場は微妙だね。 エヌビディア決算どう反映されるかな pic.x.com/3RLfpsNVO9
橘 龍馬
@t_ryoma1985⏰NYマーケット15分前🗽 日中はAI修正相場で続伸。 そして―― 📌 エヌビディア決算は 売上681億ドル/EPS1.76 → 市場予想を明確に上振れも、時間外は上げ幅縮小 🔎 今夜の焦点 ✔ SOXはどこまで波及するか ✔ SaaSの買いは加速か ✔ 金利4%台で安定か ✔ 出尽くし売りは出るか x.com/t_ryoma1985/st…

















![夏ボーナス6.2%増、商船三井は335万円 4社に1社が100万円超え 日経調査 [蚤の市★]](https://invest-news-source.com/wp-content/uploads/2025/05/img-ARYmOwlB3r9XIRlD60vym7pz-1-150x150.png)










